自分で自分を客観的に見るのは、簡単そうで実はとても難しいことです。もちろん、周りの人に「私はどんな人？」と聞くことはできますが、それはあくまでも他人の意見であって、本当の自分を知ることにはならないかもしれません。
もし上手に自己分析できれば、いろいろなことに前向きに取り組むことができるようになります。では、簡単にできる自己分析の方法を紹介します。
まずは「自分の長所はなんだろう」と考えてみましょう。自分の能力や良い特性について知ると、自分に自信を持つことができます。すぐに長所が思い浮かばない、という方もおられるかもしれませんが、自己分析の第一歩はまず自分の長所を見つけることから始まります。
自分の得意分野や好きなことを、紙に書き出してみましょう。また、性格上の長所も書き出してみます。できるだけ具体的に書くことをおすすめします。漠然としていたのでは、分析にはなりません。
なかなか自分の長所が発見できないと思ったら、１年前、もしくは５年前の自分を少し思い出してみてください。この１年間、５年間でできるようになったことや伸ばすことのできた能力などを考えて、自己分析をしてみましょう。
長所を見つけることができたら、次に「自分の短所・弱点はなんだろう」と考えてみます。人によっては短所や弱点はすぐ見つかる、という場合もあるでしょう。それも長所と同じように書き出してみます。自己分析をして自分の弱みを知ることは、強くなるために必要なステップです。他の誰に見せるものでもないので、恥ずかしいなどと思わず具体的に弱点を書き出してみてください。
そして、その短所をどうすれば克服できるかを考えます。これも漠然とではなく、具体的に克服する方法を考えて書き出すことをおすすめします。頭の中で何となく考えているだけでは、考えを整理して自己分析することはなかなかできません。紙に書き出すということがポイントです。
これだけで、自分がどんな人か、ということがかなりはっきりと分かるはずです。長所を伸ばし、短所を克服することで、よりいっそう魅力的で有能な人になることができます。自分に自信を持って、前向きに進んでいくことができるようになるでしょう。
