風水は、漢王朝時代から今日まで伝わっている環境学のことです。風は、体感できる空気の流れと目に見えない気の流れのことを指して、
水は、この世界に存在する全ての水・水分のことを指しています。
風水は、いかに家の中を快適なものにするか、という様々な考え方を一つにまとめて誕生した家作りに必要な技術と知識のことなのです。
日本人にとって風水とは、占いというイメージがありますが、もともとはこういった環境学なのです。日本にも西暦600年代に独自の風水が創られました。
風水は、快適に暮らせる様に工夫すること、つまり、きちんと掃除をする・換気をする・整理整頓をする・観葉植物を置くなど、風水の知識を持っていなくても、暮らしの快適さを求めていると、
実はそれが風水だったりするのです。
この他には、悪い気を跳ね返して寄せ付けないとされる、鏡を飾ることが挙げられます。
風水では、円形や四角形、八角形など形によって様々な効果があるとされ、円形の鏡は、良い気を集める効果があり、四角形の鏡は、悪い気を跳ね返す効果が、
八角形の鏡は、北側の玄関に飾ると財産を守護し、南側の玄関に飾ると才能や美しさを強める効果があるとされています。
風水アイテムの中には、干支も含まれていて、子は仕事や財産、家を災いから守護し、牛は生活や仕事を維持する効果があるとされ、この他の干支にも、それぞれ効果があるとされています。
季節ごとにも風水は存在し、春は桜をあしらったアイテムを身につけたり、飾ったりすることで、体に溜まった悪い気を洗い流す効果があり、柑橘系の香りや観葉植物も良いとされています。
夏は梅雨の時期も含まれるので、傘の色を明るくするということも立派な風水です。風鈴やかご、リーフ柄の生地や小物などの、涼しさを感じさせるものも風水になります。
秋は、陶器やフルーツ柄の食器・生活用品、ドット柄のグッズなどがあります。
冬は暖かさを感じられる色、つまりパステルカラーの様に淡く温かみのあるピンク系やクリーム系などの色が良いとされています。冬といえば雪なので、雪の結晶をあしらったグッズなども良いです。
その他に、花のような甘い香りのする入浴剤や石鹸なども良しとされています。そして、どの季節にも言えることですが、掃除はきちんとして、清潔な家を保つことが重要です。
風水は、いかに気持ちよく生活できるか、季節を感じながら、一日一日を大切に過ごすかという、人々の思いが込められています。
